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<2008/7/8の庭番便りから>
 なんとまぁ、今日は尚絅学院大学へ呼ばれて、お話してきました。こん
な流れ者の話を社会に出る前の若者に聞かせていいものか、大いに疑問で
はありますが、「いつものそのまんまでいいから」とお願いされたのが、
言語学がご専門の秋月高太郎さんの表現文化学科の授業だったので、興
味もあってのこのこ出かけました。
秋月さんは『ありえない日本語』(ちくま新書)、『デジタル社会の日本
語作法』(岩波書店)の著書があり、若者文化に精通している方。ご来店
いただくたびにアニメや漫画の話で盛りあがっていたのですが、まさか大
学まで行くことになるとは。
ケンと私の2部構成で、1部はめくるめく「特撮新世界」。10代の若者
70人と参観の先生方を前にまったくひるまず、例のごとくの弾けっぷり。
何度もどよめき大爆笑が湧き、よかった、ほっとしました。
 次に私が登場して、火星の庭について秋月さんとトーク。「火星の庭
のこと知っている人〜」と秋月さんが言うと一人手が上がる。でも店に
来たことはないという。とほほ。「前野さんは火星の庭の前にビレッジ
バンガードで働いていたんだけど、(通学圏にあるし)行ったことある
よね」パラパラと数人手が上がる。むむ〜〜。「古本屋、云々」と話し
ている時、(は!もしかして彼らは古本屋と言った時、ブックオフのこ
としか頭に浮かばないのではないか)と思った。仙台にある昔ながらの
個人が営む古本屋は彼らの行動範囲にはないことが後でわかり、前提と
する認識がずれていることを痛感する。
プロジェクターで写真を映しながら、火星の庭の紹介や、これまで行っ
てきたイベントの話、店をやっていく中で考えること、などお話した。
 

 (同学院・映画学の広瀬さんに撮影していただきました)
 
 終了後に懇親会が開かれる。生徒達数人も参加してくれた。「本が好
き」「映画が作りたい」と頼もしい。参観に来ていた先生方にも思いの
ほか受けて、古本屋通いしたかつての話を懐かしく聞かせてもらう。
あとは、ゴジラやウルトラマンやガメラや攻殻機動隊やらの話が、濃〜
〜〜くなされていました。あたしゃ知らんけど。
きっとかなり異色なゲストだったでしょう。いい経験でした。
この日の学生からの感想文を、後日、秋月さんに見せていただく予定で
す。秋月さん、広瀬さんありがとうございました。
 尚絅学院大学は明治時代に宣教師が女性のための学問の場として開校
された由緒ある学校。ン!「もし当時の教科書とか見つかったらお持ち
しましょうか!?」「ぜひ」なんて、ちゃっかり営業。ほほほ〜。

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