2010年2月26日の<庭番便り> 「歌う人」



*長いのでよければ少しづつ読んでください。

 今日の仙台は小雨。春めいてきました。
 二週間に渡ってお送りいたしました『火星の庭10周年感謝セール』
たくさんの方にご来店いただき、好評のうちに終了いたしました。
ありがとうございました!
本を買っていただける。これが続けていく最大のエネルギー源です。
そしてせっせと本を仕入れて並べるのが我々の仕事。
 前回ここで本の買取りのお願いをしましたら、出張買取りのお声がけ
や、当店にお持ちいただく方がぐんと増えましてありがたいことです。
引き続き本の買取りを絶賛受付中。よろしくおねがいします。社会は
急変しているし、続けたくても自力ではどうにもならないときもある。
さぁ次は20周年ですと大きな声では言いきれませんが、一年一年を
大事にやっていこうと思います。お花やプレゼント、お手紙をくださっ
た方々もありがとうございました。
 素通りするには重たかった10年の節目。大げさにならない程度に
やれてすっきりしました。
 いつもありがとうございます。
 
 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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 いろいろなことのお知らせ。

 いよいよブロカントギャルリーSendaiが来週金曜日から始まります。
パルコでのチラシの減り方がすこぶるいいらしく、すでに1万枚近く配
っております。今週から雑誌や新聞でも徐々に紹介していただきます。
仙台クリエイティブ・クラスター・コンソーシアムのサイトでもご紹介
いただきました。シェア・オフィス「TRUNK」など新たな動きをつく
っている方々です。トップページもぜひご覧ください。
  http://www.sendai-c3.jp
   /consortium-blog/archives/100226140934.php

ブロカント開催中は参加店が日替わりで店番をしていますので、
お気軽に声をかけてください。私も毎日行こうと思っています。
 古本、アンティーク、古道具、お菓子、お花、アクセサリー…。
小さなものから大きなものまでぐちゃぐちゃとガラクタが並びます。
お値段も数十円から。どうぞお楽しみに。

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 それでは、友部さんあがたさんのライブレポート。

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2/19(金)
 テリーさんの車に乗って秋田へ向けて10時に出発。岩手県の北上ジャ
ンクションを過ぎたあたりから雪の壁づたいに走る。
 
 錦秋湖サービスエリア付近。

 1時に秋田空港着。ロビーの大きなモニターで高橋大輔のフィギュアを
観る。数十人が息をのんでいる。
 友部さん到着。私が秋田ライブを観に来ることは伝えていないとテリー
さんが言うので、柱の影に隠れて通り過ぎた後ろから「友部さんですか?
サイン下さい!」と黄色い声で(実際は茶色か)声をかける。怪訝そうな
顔して振り向く友部さん。す、すみません。悪ふざけして。

               ◆

 ライブの会場は古いビルの3階にある「まど枠」という小さな本屋。
店主の伊藤さんが選んだ美術書や詩集、絵本が並んでいます。いい感じ。
 

 2階の石田珈琲店でカレーと珈琲。写真はNGなので画像はなし。
ここがずっといたくなる居心地のいい喫茶店でした。なんかもうこれだ
けでも秋田に来れて満足なのですが、その上友部さんのライブもある。
その前に伊藤さんに聞いて街なかの古本屋めぐりに出かけようっと。
果てしなき欲望かな。
 歩いて数分のところに2軒の古本屋さん。
 
 上が松坂古書店。広〜い店内にオールジャンルに本が並んでいました。
下は板澤書房。入った途端、きゅっと体がひきしまる。茶褐色の函が整
然と並んだ店内。国文学、社会科学、美術の渋くいい本ばかり。本を眺
めているだけで勉強になる。ご挨拶して洲之内徹の本を購入。店主には
感動をうまく伝えられなかった。

               ◆

 友部さんのライブがスタート。お客様同士で身を寄せ合うように歌を
聴く。外から見ると駅の待合室みたいとだれか。だからかな、友部さん
の声がいつもよりやわらかく聴こえた。何人かの方に声をかけていただ
いて「火星の庭に行ったことあります」と言われた。遠くに来て言われ
るとまたうれしいものです。
 はじめてのまど枠ライブは大盛況で無事終了。緊張気味だった伊藤さ
んがほっとした笑顔を見せた。20代でまど枠をオープンして3年目だそ
う。学生時代は京都で古本屋めぐりをして過ごし、就職を考えたとき本
屋と決めて書店員へ。その後秋田へもどって一人で本屋を開業した。と
いう話を飲みながら聞く。初対面でも多くを話さなくてもわかるような
気がするのは、本好き本屋好き同士だからだろうな。
 6月のBook! Book! SendaiのサンモールでのBook Marketにぜひ参
加してくださいね、とお誘いする。

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 翌日は次のライブ地の弘前へ向かう友部さんとテリーさんの車に乗っ
てブックオフで降ろしてもらう。外へ出ると吹雪。直径3センチくらい
のぼたん雪がどぼどぼ降っていて全身まっ白に。なんとか駅へ着いて、
高速バスで夜帰宅。アップルクランブルケーキを焼いてから就寝。

               ◆

 翌朝8:30に出張買取り。大正生まれの方の蔵書。応対していただいた
娘さんが幼少期に読まれていた児童書、絵本もまた素晴らしかった。
 本を積んだまま市内のホテルへ直行。あがた森魚さんファミリーを乗
せて長井勝一漫画美術館のある『ふれあいエスプ塩竈』へ。
あがたさん、前日は日立市の児童養護施設を訪れたというその話をお聞
きする。つねにものごとからキラキラ光るものを取り出すように思考し、
行動している人なのだなぁと思っていたら、ぽそっと「毎日楽しいよ」
とおっしゃった。

 受付でCDを販売していると若生さん、ジュンちゃん、桃生君がやっ
てくる。初代エスプ館長であり、火星の庭俳句会の主宰・渡辺誠一郎さ
んにもご挨拶。
 まず「僕は天使ぢゃないよ」上映からはじまった。70年代の匂いに
くらくらした。緑魔子美しい。登場人物たちの幼さが身に覚えがあり、
はずかしくも眩しい。あがたさん登場。映画の主役が35年後になって
立っている。歌にも35年分がつまっていて胸にしみました。

                      (つづきます)



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