Book!Book!Sendai 2011 公式サイト内
「not major, but ... GOOD PUBLISHERS」
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【2011.06.16の庭番便り】
  『Book! Book! Sendai 2011
   「not major,but…good publishers」はじまりました。』


小さな出版社による本の展示
「not major,but…good publishers」
が今日からはじまりました。


文学、思想、暮し、音楽、街…、ジャンルはさまざま。
生まれも札幌、京都、三重、金沢、東京と、西から東から。
どの本も作り手の愛情が伝わってくる唯一無二の本ばかり。
これだけ美しく、個性的な本が並ぶと
本好きはくらくらしてきます。
きっとよい出会いがあります。
どうぞ小さな出版社が紡ぐ本に会いにきてください。
そして、気に入ったらお家に連れて帰ってください。
心からお待ちしております。

この企画は、
stock、ジュンク堂仙台ロフト店、書本&カフェ magellan、
火星の庭の四会場で開催しております。
それぞれ違うコンセプトで展示しておりますので、
ぜひ本屋散歩してください。

会場では展示リストを配布しております。
火星の庭では参加出版社の皆様からコメントをいただきました。
会場風景とともにご紹介いたします。



*編集グループSURE

「編集グループ〈SURE〉」は、「街の律動をとらえる」
(Scanning Urban Rhyme Editors)ことをめざして、
京都から活動をはじめた集まりです。
楽しく、美しいと思えるものを手づくりすること、
街を自分たちの足で歩くことから、
この試みを育んでいきたいとわたしたちは思っています。
文字を通しての表現にとどまらず、絵画や映像、
あらゆる造形の領域に視野をひろげて、
人と人とのつながりを紡いでいくことを心がけます。
             (編集グループSURE)

『小沢信男さん、あなたはどうやって食ってきましたか』
             小沢信男・津野海太郎・黒川創
『ブックデザインの構想』平野甲賀・黒川創
『コーランを読んでみよう』山田慶兒・編集グループSURE
『たまたまこの世界に生まれて』鶴見俊輔
『京都学ことはじめ』森浩一
『ちいさな理想』鶴見俊輔
『アジアが生みだす世界像』鶴見俊輔・編
『ダンテは世界をどう描いたか』山田慶兒
『酒はなめるように飲め、酒はいかに飲まれたか』
                   北沢恒彦・山田稔
『あたらしい人生』北沢街子
『おばけ灯台』奈浦なほ・文/きむらみほ・絵


*龜鳴屋

どうみても売れなさそうな本を、
一人コソコソこしらえている金沢の自営零細版元。
それでもどうにか十年持ちました。
野垂れ死にあり、消息不明あり、時流におきやられ、
世間から忘れられた作家を一冊に仕立てるのが、
当版元の本領かと。
ネットなどの直販のみ。
ちなみに、龜鳴屋はカメナクヤと読みます。
                     (龜鳴屋)


 『伊藤茂次詩集 ないしょ』  外村彰編
 『馬込の家 ー室生犀星断章ー』  伊藤人譽
 『上司小劍コラム集』  荒井真理亜編 
 『ひたむきな人々 ー近代小説の情熱家たちー』 
                 田村修一他編 
 『したむきな人々 ー近代小説の落伍者たち―』
                 外村彰・荒島浩雅他篇
 『外地の人々 ー<外地>日本語文学選ー』
                 木村信一監修・外村彰編
 『稚兒殺し 倉田啓明譎作集』    
 『人譽幻談 幻の猫』  伊藤人譽  
 『續人譽幻談 水の底』  伊藤人譽 
 『高祖保書簡集 井上多喜三郎宛』  外村彰編
 『念ふ鳥 詩人高祖保』  外村彰 
 『失われた音楽』  金澤攝   
 『桝野正博写真集 あめつちのしづかなる日』



*書肆吉成

札幌で古本屋・小出版を営む
創業5年目の書肆吉成(しょし・よしなり)。
店主は山口昌男の影響で本好きに。
古書業の利益分と持てる精力をすべて
孤高の小冊子アフンルパル通信に注ぎ込む。
詩人・吉増剛造が毎号の題字を揮毫し、
クオリティーの高い詩とエッセーと写真で編まれ、
芯のある出版物となっている。美しい冊子だ。
(書肆吉成)

『アフンルパル通信』1〜11号
『アフンルパル通信ex』



*kalas

人間の傍にいながらコントロールされないカラスの視点で、
地方都市の様々な事柄を観察しています。
小さな町で拾えるミクロな発見の中に、
普遍的な気付きが見つからないだろうかとの思いで。
一人の編集者が思いのままに綴っている冊子ですから、
無理に客観を装わず、
責任が持てる主観を大切にしています。
(カラスブックス 西屋真司)

『kalas』1~12号 
創刊/2006年12月1日 季刊(3・6・9・12月)A5判・64頁
価格/1〜7号が32頁で300円(税込)、
    8〜12号が64頁400円(税込)



*信陽堂編集室

信陽堂は本作りとその周辺 を仕事とする小さな事務所です。
屋号の「信陽堂」は、
40年ほど前までこの地・千駄木で井上の祖父が営んでいた
紙器製作所(紙の箱屋さん)の名前を引き継ぎました。
リブロポート、メディアファクトリー、
アノニマ・スタジオなどいくつかの出版社を経て
いま、本作りとはつくづく手しごとの延長だと感じています。
焚き火のまわりに集まって
見聞きしてきたことを分かちあうような、
鳥の声や風の音になぞらえて歌を紡ぐような
本作りというその営みを、
私たちはedit brico と名づけました。
(信陽堂編集室 丹治史彦 井上美佳)

『京都さくら探訪』ナカムラユキ
『Zuhre ズフラ』前川秀樹



*りいぶる・とふん

りいぶる・とふん刊行の『ドノゴトンカ 』をナニ誌かと問わば
“モダニズム逍遙誌”とでも言おう。
タルホ、辻潤という
近代〈モダン〉都市の逍遥者〈フラヌール〉を特集する。
0号、0.5号と続いて創刊号はこれから。
エッセイ集『いまそかりし昔』の著者もまた逍遥者だった。
とふん刊行物を喩えれば、
巷間に微醺を帯びて逍遥する彼等の足跡かもしれない。


◆ 既刊案内 ◆
『Donogo-o-Tonka 0号 ドノゴトンカ 創刊準備号』
編集:扉野良人・郡淳一郎 書容設計:羽良多平吉
稲垣足穂拾遺 1 「竹林談」、ほか。

『Donogo-o-Tonka 0.5号 ドノゴトンカ 創刊前夜号』
特集・辻潤遺墨
反重力の書法……山本精一×細馬宏通対談、ほか。

『LOVE IS 愛は』
詩:永田助太郎 編集:扉野良人 書容設計:羽良多平吉

『いまそかりし昔』 エッセイ:築添正生
編集:大月健,久保田一,築添明,扉野良人 装幀:林哲夫



*ビレッジプレス

70年代から現在まで、
独自の活動を続けているミュージシャンを中心とした人たちの
生き方や精神を伝える本を作ってきました。
これからも、
自分がやりたいことを自分のやり方で続けている人たちの姿を
伝えていきます。
『雲遊天下』はその旗です。いくぶん小さい旗ですが。

・雲遊天下 101〜106
・友部正人「ちんちくりん」
・友部正人「ニューヨークの半熟卵」
・豊田勇造「歌旅日記アジア編」
・大塚まさじ「月の散歩」
・「西岡恭蔵&KURO詞選集」
・糸川燿史「グッバイ・ザ・ディラン?」
・アズミ「ベビベビベイビー」
・山田塊也「トワイライトフリークス」
・文興植「ソウルブルース」
・百木一朗「直す現場」
・小野十三郎「冥王星で」
・中島らも「啓蒙かまぼこ新聞」





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