【開催前の告知】

  

  『安保関連法案に反対する被災三県大学教員有志の会』の
  先生方の主催による『安保cafe』、
  火星の庭を会場として行っており、毎回好評いただいています。
  1月28日(木)に行う、第5回のお知らせです。


  

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  【第5回 安保cafe】/1月28日(木)
  テーマは「安保法に反対することは身勝手なの?」
  話し手は、菊池哲彦先生(尚絅学院大学)です。

  次回は個人の関心と社会を見る視点をどうつなげていくか、
  写真や映像など視覚文化を研究されている菊池先生のお話は
  たいへん興味深いものになると思います。
  
  【菊池先生から】
  安保法案に対して反対行動を起こした学生たちを、
  ある国会議員が「利己的個人主義」と批判しました。
  「私的なこと」にしか関心がなく
  「社会的なこと」に関心が低いとされる現代の若者は、
  しばしば「生活保守主義」と批判されます。
  これらの批判には、
  「社会的なこと」と「私的なこと」を区別し、
  「社会」のためには「私」を犠牲にしなければならないという
  発想があるようにみえます。
  しかし、
  「社会的なこと」と「私的なこと」は明確に区別できるものなのでしょうか。
  「社会的なこと」と「私的なこと」を区別して考えることの問題点と、
  「私的なこと」を出発点として「社会のこと」を考える可能性、
  この二点について、
  戦後日本における事件や文化現象をとりあげながら、
  参加者のみなさんと考えてみたいと思います。

  【第5回 安保cafe】
  「安保法に反対することは身勝手なの?」
  1月28日(木) 19:00~21:00
  会場:book cafe 火星の庭
  要・1ドリンクオーダー
  *ご予約いただけると助かります。
    E-mail ?kasei★cafe.email.ne.jp (★を@に変えて)



  【リンク】
  安保関連法案に反対する被災三県大学教員有志の会
  http://antisrbtohoku.wix.com/manifesto



  【終了後のご報告】

  先日・1月28日(木)の閉店後、
  「安保cafe」の第5回を行いました。
  今回も多勢のご参加をいただきました。
 
  今回のテーマは、
  「安保法に反対することは身勝手なの?」です。
  菊池哲彦先生(尚絅学院大学)がお話してくださいました。
 
  私達一般の人が社会のことを考えるとき、
  自分の仕事や生活とどう折り合いをつけて
  大きな問題と関わっていけばいいか。
  社会の一員ということと、細々とした日々の生活の
  どちらかを優先するのではない考え方を学ぶ時間になりました。

  随所に考え方の参考になる本を何冊か紹介してくださいました。
  本屋としてはうれしいです(笑)。
  特に1980年刊行の田中康夫著「なんとなくクリスタル」をもとに
  当時の書かれた状況、読まれた反応を現在の目で見るのが興味深かったです。
  また、これまでの社会運動を例に出しつつ、
  私的なこと、個としての意思を抑圧しないで社会問題について発言し、
  行動することの重要さも語られました。

  「安保法に反対することは身勝手なの?」かどうかは、
  他者(または自分)の身勝手さを
  どう受容するかをまず問われている気がしました。
 
  菊池先生、運営の先生方、参加者の皆様、お疲れさまでした。

     ★「安保cafe」はこの後も継続していきます。
       今後の日程は、
       決まり次第このHPやツイッターでお知らせ
       いたしますのでご覧いただければ幸いです。

  【リンク】
  『安保関連法案に反対する被災三県大学教員有志の会』
   http://antisrbtohoku.wix.com/manifesto



 book cafe 火星の庭

 〒980-0014 仙台市青葉区本町1-14-30 ラポール錦町1F
 tel 022-716-5335
 E-mail kasei@cafe.email.ne.jp
 URL  http://kaseinoniwa.com