【開催前の告知】

  ライブのお知らせです。
  2016年4月の火星の庭でのライブも大好評だった
   マーカー・スターリングさんが、再び!

  

    ★クリックで拡大します★


  Marker Starling + Nicholas Krgovich Japan Tour - Sendai
  3/16(金)仙台 book cafe 火星の庭 (022-716-5335)
  Special Guest : yumbo trio(澁谷浩次・工藤夏海・高柳あゆ子)
  開場 7:00pm/開演 7:30pm
  3500円(予約)/4000円(当日)+ 各1drink
  予約↓
  https://7ep.net/events/ms-nk-0316/

  柔らかさと奥深さを合わせ持ち、音楽の悦びに満ち溢れた
  マーカー・スターリングのライブを再び観ることができるなんて!
  共演者にはこれまたうれしいyumbo trio。
  仙台は3/16。ご予約お待ちしております!
  予約→
  https://7ep.net/events/ms-nk-0316/



  

  『Playin' Along '99』by Marker Starling(斉藤暁生・訳)

  何かが砕いてくれたんだ
  僕を翻弄し続けてきた苦しみを
  物事の本筋を理解したい
  そして 真摯に受け止めたい
  そして 変わらぬ態度を取り
  正しいやり方で きちんとやりたい
  日々 夕暮れが始まるころには

  僕は期待を抱いている
  その一節が ジョークを長引かせなければいいなと
  雪崩の高さに
  僕は異議を唱えたりしない けれど心の中では闘う
  僕は時々 螺旋がきつく巻かれるのを目にするだけ

  調子を合わせているだけさ
  僕は調子を合わせてやっているだけ

  浮き沈み たどたどしい祈り
  深紅色に始まり 青紫色で終わる
  秋はすでに産声を上げている
  このエメラルドな春の只中で

  どうして 二番手にものを言わせるんだろう
  直に得た考えを差し置いて
  果敢な失敗の中で
  協議されていることがたくさんある
  的外れな言葉でしか 僕は伝えられなかった
  流し込まれ 折り重ねて監禁された 星明かりの苦悶を
  失われた煌めく切り口 それは快活さのこと
  かすかに輝くプリズムの光 それは失われた快活さのこと

  調子を合わせているだけさ
  僕は調子を合わせてやっているだけ



  

  『My Riverboat』by Nicholas Krgovich(斉藤暁生・訳)

  再びしのごうとして 僕はまた激昂してしまった
  そして誰もいない チェックインしたり 様子を伺ってくるような人は
  彼らはすべてを取り違え 誤解してきた
  誰もいない ここで日々を暮らす僕の様子を目にするものは
  ここでの暮らしに 嵐が巻き起これば
  自らの歩みを包み隠さずに綴る 歌でもって 歌でもって 歌でもって

  おそらく こういう自分にくたびれたら 僕は別の何かを始められる
  別の何かを目にし 別の何者かになり 別のどこかにいられる
  けれど あらゆる「可能性」や「何処か」を目指し 僕の川船は漂う
  細い枝やアシをくぐり抜け サックスの音が鳴り響く中を
  そうさ ワニが尾をうち鳴らし 顎を開け閉めする中を

  そして「シュビ・ドゥビ・ワー」 新たな何かがまたここへ
  最上級のシルクで出来たそれは 光を呼び込み
  そして 太陽のように金色に輝く
  けれど それを耳にしたのは僕一人 愛しい人よ 君はどこへ?
  熱望する観衆たちよ 君たちはどこへ?

  おそらく こういう自分にくたびれたら 僕は別の何かを始められる
  別の何かを目にし 別の何者かになり 別のどこかにいられる
  けれど あらゆる「可能性」や「何処か」を目指し 僕の川船は漂う
  細い枝やアシをくぐり抜け サックスの音が鳴り響く中を
  そうさ ワニが尾をうち鳴らし 顎を開け閉めする中を

  そうさ サックスの音が鳴り響く中を


     ◇     ◇     ◇


  そして、
  マーカー・スターリングとニコラス・ケルコヴィッチ、お二人のCDも
  火星の庭にて好評発売中!

  

  どうぞ見逃しなく〜



  【終了後のご報告】

  

  先日のライブのご報告です。
  マーカー・スターリング&ニコラス・ケルゴヴィッチのJAPANツアー2018、
  仙台での公演は、火星の庭を会場として3月16日の夜に行われました。


  共演は、yumbo trio(澁谷浩次、工藤夏海、高柳あゆ子)

  

  ふだんは6人編成でライブではゲストも加わって大勢で演奏することが多いyumboですが、
  この日はヴォーカルとピアノ、ホルンの3人編成。詩と楽曲の美しさをあらためて感じました。

  ニコラス・ケルゴヴィッチ

  

  囁くような穏やかな歌声、ゆっくり変化していくメロディ。
  なんともいえない安心感と心地良さに包まれました。

  ジョー・カーヴェル

  

  このツアーのためにサポートメンバーとして同行した
  ベーシストのジョー・カーヴェル。
  昨秋の二人のドイツツアーに参加、ニコラスの新譜「In An Open Field」の録音に
  バンドとして加わっているだけあって、息がぴったりでした。

  マーカー・スターリング

  

  火星の庭では2年振り、2回目のマーカー・スターリングのライブ。
  マーカーさんの声には明るい色を感じます。
  歌詞はほとんどわからないのですが、聞いていると
  頭の奥の暗い森にぱっと花が咲いたような感覚になります。

  マーカーさん、ニコラスさんともに古本が大好きだそうで、
  来た時から帰る寸前まで本棚をご覧になっていて、
  何冊もご購入いただきました。
  「日本に来る前に2年前のライブの写真を見ていて、
  このブックカフェのことを思い出していたよ」と
  言っていただき、うれしかったです。


  最終パートは3人が登場。

  

  ものすごくきれいなハーモニー!

  

  うっとりと聞き惚れるお客様、幸せそうでした。
  後日「これほど至近距離で見れて感激です」という感想をいただいて、
  狭い店にもいいところはあるなぁと思ったりしました。

  このライブツアーは、
  マーカーさんやニコラスさん、yumboのCDをリリースしているレーベル「7e.p.」(セブンイーピー)
  を運営し、今回のツアーの主催者でもある斉藤さんが、
  マネージメント全般、ドライバーから音響卓操作、物販まで、
  驚異的な量の役割を一人でおこない実現させたものです。
  斉藤さんのおかげで体験できた夢の一夜でした。

  ご来場のみなさん、
  マーカーさん、ニコラスさん、ジョーさん、
  yumbo trioの皆さん、P.A.のテリーさん、
  7e.p.斉藤さん、
  ありがとうございましたーー。


  

  7e.p.からリリースのマーカー・スターリング、ニコラス・ケルゴヴィッチ、
  yumboのCD、各タイトル、火星の庭でも好評発売中です。是非どうぞ〜


  【link】7e.p. webサイト
  http://7ep.net



  book cafe 火星の庭

  〒980-0014 仙台市青葉区本町1-14-30 ラポール錦町1F
  E-mail kasei@cafe.email.ne.jp
  URL  http://kaseinoniwa.com