荻原魚雷さんの新刊「活字と自活」の出版を記念して 文壇高円寺古書部フェア、始まりました!期間は、7月22日〜8月24日 です。 ★「活字と自活」は、著者サイン入り 限定発売中! ★ 荻原さんの蔵書(古本)を販売する「文壇高円寺 古書部」。 当店の常設コーナーですが、 この期間はスペースを拡大・追加品多数にてお送りいたします。 この本棚ひとつ、まるごと全段が該当コーナーとなっています。 期間中、何度も補充いたします。 ☆「活字と自活」(荻原魚雷 著) 7月第3週 東京堂書店 売上げ第1位 おめでとうございます!
この娘が訪れた古本屋はかならず繁盛する、というめでたい「古本ざしきわらし」ちゃんが、火星の庭へはるばるやってきてくれました! 「古本ざしきわらしが行く」『火星の庭 篇』 ★第一部 ★第二部 近代詩を朗読、普及しているPippoさんのサイトに登場する古本ざしきわらしちゃんは、Pippoさんにそっくりですが聞けば「ふたごの妹」とのこと。アレ?Pippoさんはたしかお兄ちゃん2人の3きょうだいだったはず、というのはどうでもいいこと。この明るく深く近代詩を愛する姿はPippo姉ちゃんゆずりなのです。 なんとわらしちゃんが来てくれたこの日、火星の庭に2匹(?)の妖怪が現れ、大いに盛り上がりました(笑)。(健一で〜す。厳密に言うと、あれだと『目目連』そのものではなく、『目目連にとりつかれて殺されそうになっている状態の人間』だとは思いますが…良しとしてくれ〜。誰かに指摘される前に自分で書いておきました〜。)妖怪達と打ち解けつつ、本棚のチェックも欠かさないわらしちゃん。画像にある金子光晴全集の函がボロボロだな、とか気になりますが、はるばる火星の庭まで来てもらい感激です。 2部では私の思い出の一冊、ということで石垣りんさんのことをPippoさんと語っています。20代の頃、石垣りんさんを仙台にお呼びしたいと思ったことがありましたが、すでに外出は制限されていて叶いませんでした。でも詩集と朗読CDが残っているのでいいのです。 Pippoさんが載せてくれた会話を読んで、高校生のとき読んですぐノートに書き写した石垣りんさんの詩の冒頭を思い出しました。子供子供。お前はいまちいさいのではない、私から遠い距離にあるということなのだ。目に近いお前の存在、けれど何というはるかな姿だろう。視野というものをもっと違った形で信じることが出来たならばちいさくうつるお前の姿から私たちはもっとたくさんなことを読みとるに違いない。頭は骨のために堅いのではなく何か別のことでカチカチになってしまった。子供。お前と私の間にどんな淵があるか、どんな火が燃え上がろうとしているか、もし目に見ることができたら。私たちは今あまい顔をしてオイデオイデなどするひまにもう少しましなことをお前たちのためにしているに違いない。差しのべた私の手が長く長くどこまでも延びて抱きかかえるこのかなしみの重たさ。 石垣りん『表札など』から高校生のときは、成長していく自分がもう子供時代から「遠い距離にある」のだという気持ちで。子供を持った今は、娘に対して、あぁそうだと思う。Pippoさんのおかげで思い出せた。ありがとうございました。
お待たせしました。 荻原魚雷さんの新刊『活字と自活』、本日サイン入りが入荷しました。 荻原魚雷『活字と自活』(本の雑誌社) カバーイラスト:山川直人 写真:藤井豊 挿絵:下坂昇 ブックデザイン:中嶋大介 本体1600円+税 出版に合わせて火星の庭では、魚雷さんの古本コーナー「文壇高円寺古書部」をずずーーんと拡大して1ヶ月間「文壇高円寺古書部フェア」をします。新入荷も合わせて在庫約300冊を全部並べます。『活字と自活』で触れられている作家の本もたくさんありますので、合わせて楽しんでいただけるのではないでしょうか。スタートは今月下旬を予定しています。そして8月下旬に著者の魚雷さんが仙台へやってきます。もしかしてこの本に関わった方々もいらっしゃるかも。大げさなイベントにはしないで、この日、この時間に火星の庭へ魚雷さんに会いに行こう、的なものにしようかと。どうぞお楽しみに!◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆矢野絢子さんのライブのお知らせ。予約受付中です。矢野絢子ライブ in 火星の庭 四国・高知の孤高のピアノ&シンガー矢野絢子(やのじゅんこ)「なつやすみ、すあしのぼうけん」8/3(火)火星の庭open19:00 start19:30前売¥3000 当日¥3500 D別 予約受付中 下記のアドレスまで、お名前、チケットの枚数、メールアドレス、電話番号をお知らせください。火星の庭・メールアドレス=kasei@cafe.email.ne.jp
矢野絢子ライブ in 火星の庭真夏のライブ決定です。四国・高知の孤高のピアノ&シンガー矢野絢子(やのじゅんこ)「なつやすみ、すあしのぼうけん」8/3(火)火星の庭open19:00 start19:30前売¥3000 当日¥3500 D別 予約受付中 待望の矢野絢子ツアーが決定。盛岡、秋田、仙台、芦別、札幌、旭川とまわります。矢野さんは生まれ育った高知市で「歌小屋の2階」というライブハウスを運営しながら音楽活動をされています。1979年生まれ。2004年にメジャーデビューしゴールドディスク新人賞を受賞しました。 今は自分のペースとフィールドを大切にしながら音楽を紡いでいます。矢野さんのことを知りながら、はじめて生で聴いたのが今年の3月。ライブが終わって挨拶をしたときには、火星の庭でやらせてください、と言っていました。 ツアーのルート的には秋田の後、北海道へ行く方が楽。なのに一度南下して仙台に歌いに来てくれます。火星の庭で歌いたいから、と。音楽も詩も人も唯一無二。素晴らしい夏の一夜になることでしょう。「うた」の好きな方。お待ちしています。◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆新作ケーキをつくりました。「はちみつレモン レアチーズケーキ」砂糖のかわりに山形県朝日町のさくらんぼのはちみつをふんだんに使用。とろっとした触感とヨーグルトとレモンが爽やかな夏にぴったりのケーキ。
7時起床、空は曇り、雨は降ってない。2日前の予報では降水確率80%だったのに。 よし。ほとんど寝ていないけれど体は軽快。8時過ぎに会場に着くと吉岡くんと武田さんがブースの割り付けをしていた。正実さんのデカイ車も到着している。荷物を降ろしているとサポートスタッフがどんどん集まってくる。みんなの笑顔が心強い。今年はお揃いの赤いエプロンがスタッフの目印。「はじまったら撮れなくなるから」と大泉さんと正実さんがスタッフ記念写真を撮ってくれた。 写っていない人もいる。この日スタッフをしてくれたのは総勢26名。みんな自分たちのイベントと思って、自主的に動いてくれた。 後日、お客様や物販ブースで出店されたお店の方、取材の方に「スタッフの動きや雰囲気がとてもよかった」と言っていただいたのが、本当にうれしかった。 8時50分。直前ミーティングのためスタッフ集合。吉岡くんが当日の役割表、スケジュール、会場レイアウトをみんなに配る。綿密なシミュレーション。この作業、どれほど労力がかかるか。さらりとやってのける(ように見える)吉岡くんに尊敬の眼を向けると、いつもの柔らかな表情に、眼だけきりりっと鋭かった。 9時過ぎにわめぞご一行様が登場。よろしくお願いします!古本のエンターティナー集団なのです。わめぞは。彼らの参加で本の風景がぐぐーっと広がるのだ。盛岡の冊子「てくり」、秋田のセレクト書店「まど枠」、会津の冊子「oraho」もお願いして来ていただいた。ほかに文房具の「stationary station」、手仕事や雑貨を扱うグループ「ココノテ」、さらに和骨董のISHINN、アンティーク家具HYGGE、オリジナル紙もの&お茶とお菓子NOYAU、アンティーク雑貨ラミンカミランカといったブロカントギャルリーsendaiのメンバー達に、今回は本にまつわるモノをプラスして出店いただいた。ブースの皆様は通常の業務を押して参加してくれている。力を貸してもらっていることを忘れないようにしなければ。 昨年のサンモールでのBook! Book! Sendaiは一箱古本市のみの開催だった。一回目の成果があり、それが今年は大きく実った気がする。今年はカフェ、ステージ、絵本の読み聞かせコーナー、アンティーク&雑貨、そして県外の魅力的な本の活動をしている方達に加わっていただいて、「一日いても楽しめる本のイベント」をつくった。 一般参加の一箱古本市の空気を壊さずに、さまざまな本の楽しみを体験できるイベントにすること。普段本に触れていない人が本と出会うきっかけになること。それにはまだ課題も多いし、いろいろな意見もいただいている。 来場者が去年の数倍になったとはいえ、仙台でBook! Book! Sendaiを知る人はまだ少ない。だからと言って、大きくなろうとしたり、何かを無理して背負うのは間違っていて、こうなったらいいなと思うことが個人個人にあることは大事だけど、大げさな主張や主導的になる人がいないのがいいところだと思うし、未来を感じる。弱さでもあるとはわかっていますが。 これからの問題に予算のことがある。直接的に儲けを生むイベント(利益を生むのを最優先とする)にはとてもできないし、スポンサーや広告を取るのは専門の能力が必要だし、めんどくさい利害関係が生じる。「イベントのためのイベント」になったとき、中身は変わって魅力がなくなるだろう。 お金をかけずにやる方法がもっとあるはず。それを考える。今まではなんとか助成金の範囲でやってきたけど、今年の『Book Market』規模のことを毎年やっていくには、Book! Book! 神社を1000個くらい作らないと!?ま、考えつつ、やりながら皆さんのお知恵、ご協力をいただきながら続けていければ。昨年の今頃はもっとブルーで不安だったのだから。本についてのさまざまなことを、一人やひとつの店ではできないことを「Book! Book! Sendai、6月の仙台は本の月」と声を掛け合うことで、想いもしない「場」が生まれることを願って。ていうか、若い人達よろしくね!歳を取ったのか、「なんでやるのだ」「なんのためにやるのだ」などとすぐ考えるようになってきたのですが、こういうのはぐだぐだ考えずに勢いで、まっすぐ楽しいことを楽しい気持ちのままやるのがいいよね!こんな感じで。 10時過ぎ。一箱古本市参加者が着々と開店準備をはじめている。 昨年に続いての参加の方も多い、福島や秋田、東京から来てくれた方々もいる。ミスター一箱古本市・南陀楼綾繁さんがご到着。なんと一箱古本市専用箱が完成し、お披露目。 「それではSendai Book Marketはじまります」と武田さんがアナウンスしていよいよスタート。すでにアーケードが本と人で溢れるばかりとなっていた。 Book! Book! Cafeに張り付いてスタッフにドリンクの入れ方や、お会計、本のディスプレイのアドバイスなどをする。6/6に行ったブックカフェ講座の受講生が本を持ち寄ったり、看板を手作りしたりしてくれた。 気温が上がってきて昨夜仕込んだタピオカティーがよく売れる。パン工房麦さんのパン、不思議の国のアリスをモチーフにした限定30個のeat meケーキもあっという間に売り切れた。次から次に人がやってくる。カフェがあると人の流れがゆっくりになる。準備から片付けまでいろいろ神経を使うけどやってよかった。少しだけだがイベントの運営資金にもなった。サンモールが七夕まつりのように賑わっている。 ほんとうにたくさんの人に会ったなぁ。この日一番やっていたことは挨拶だった気がする。用事があって10メートル先に行こうとしてもなかなかたどり着けない。そのうち携帯が鳴って、用を足せないまま呼ばれるということが続いた。慌ただしいなかの立ち話で声をかけていただいてもぞんざいになってしまった気がして心残り。あの日は特別でした、もし失礼がありましたら申し訳ございません。こんどゆっくりこの日の感想を聞かせてください。 ステージで書店員POP大賞の授賞式が始まった。市内の新刊書店の店員が店舗の垣根を越えてトークをしている。今年のBook! Book! Sendaiの大きな一歩だ。司会はDate-fmの(美しい)石垣のり子さんと(キュートな)ジュンちゃん。大賞は紀伊國屋書店さんに決定。おめでとうございます。賞品はなんと作家の伊坂幸太郎さん直筆の賞状とこけし型のトロフィー「コケフィー」。伊坂さんが絵付けされたもの。お願いするジュンちゃんもすごいが、応じてくれた伊坂さんも素晴らしい。感謝申し上げます!ご協力いただいた書店の皆様、書店に足を運んでいただいて投票や本をお買い上げいただいた皆様,ありがとうございました。 夕方近くになっても人の流れが途切れず、ビールやアルコールの注文が次第に増えていく。って、ほとんどわめぞが飲んでいるんじゃないの?「てくり」さんの福田パン1時間で売り切れたんですね〜。一口だけもらって食べたらすごくおいしかった。今度は盛岡で食べるぞ!ISHINNさんが「今までで一番本棚を売ったよ」と笑顔で報告してくれる。そりゃそうでしょう。ジュンちゃんと鶴巻堂さん渾身の作、Book! Book! 神社も好評のようで、それもそのはず、神主が魚雷さん!(わめぞブースのとなりに置いたので、そこにぽつっと立っている魚雷さんが神主状態に)。何度も拝まれていたらしい。 ステージでは一箱古本市の賞の発表がはじまった。Book! Book! Sendaiが40箱のなかからそれぞれ一箱選んで、受賞者に賞品が授与された。てくり賞/つれづれ団、まど枠賞/アーキペラゴ、oraho賞/ s2、わめぞ賞/なまれ書房、ナンダロウアヤシゲ賞/ばったりたおれ屋、B!B!S賞/えほん屋。おめでとうございます〜。 ポランさんによる読み聞かせをしている絵本コーナーは親子で大人気。サングラスにギャルソン巻きエプロンの(B!B!Sメンバー)小川さんがあやしい。人さらいみたいだ。 でも実は父親、子煩悩。 夕刻になり武田こうじさんのポエトリーリーディングがステージで始まり、祭りが終わりに近づいてくる。カフェはすでにカフェでなく、ビアガーデンになっている。リーディング、ちゃんと聞こうね。私のことか。 18時になりました〜、終了ーー!どこからともなく拍手が。「楽しかったぁ」「お疲れさまー」とお客さまに声をかけていただく。よかった、ほんとうに。 スタッフはそのまま長丁場の疲れも見せず、鮮やかに片付け。1時間後にはもとのがらんとしたアーケードに戻った。エプロンを脱ぐと元丸善があった駐車場から涼しい風が吹き抜けていった。 この後、参加者40名で打ち上げ。吉岡くんが弾けて、ジュンちゃんが泣ける挨拶をして、秋田・まど枠伊藤さん、会津・orahoの山本さん、小さな街の小野クン、南陀楼綾繁さん、小布施・まちとしょテラソ花井さん、愛知県犬山の五っ葉文庫の古沢さんなどが感想を言ってくれた。一箱古本市の売上げトップは、五っ葉文庫に。発表のときの騒ぎようったら(笑)。イエローカードだよ。いえいえ、遠くから参加いただいてありがとうございました。痕跡本ツアーもお疲れさまでした!売上げ点数1位は、カタルシスさんで159冊。すごいですね〜。「本を売るのが病みつきになりそうです」とうれしそうに言っていた。壁ではワールドカップ日本対オランダ戦。同点ゴールかと思ったシュートはネットを飛び越え、「あーー!」と店内が大合唱に。こんな夜もそうそうないでしょうね。 当然2次会へ。となりはarchipelago booksの原田クン(ジュンちゃん激似)、向かいは花井さん、斜め向かいは古沢クンというどんなモードでいたらいいのかわからないメンバーと。吉岡くん爆睡してる…。まったりとゆっくりと祭りの夜が更けていく。古沢クンただ一人テンション下がらず、気がついたら居酒屋のメニューでびしびし古沢クンの頭を叩いていた…。古沢クンも叩いて!と言わんばかりに頭を差し出し…ていたような気がする。忘れた。 とうに日付が変わって、ぐんにゃりした娘をおんぶしてまたサンモールを通って家路に着いた。毎日往復している道。今日は何往復しただろう。日常のなかにこんな日があったことがうれしい。 私のBook! Book! Sendaiはこの後も続き、さらに心に残ることが数々ありました。それについてはゆっくりと報告していこうと思います。 お読みいただき、ありがとうございました。