2007年01月 → 戻る  
 
『蔵書票レッスン』、全国へ!行く? 2007.01.31  

『蔵書票レッスン』は、お陰様でウェブをご覧いただいている方々より、
ぞくぞくご注文をいただいております。ありがとうございます。
         

実は、経費削減のため印刷屋さんからは未製本のまま(一枚の紙を折っ
ただけで)、納品してもらったので、1冊1冊ホチキスで留めて、小口
を化粧断ちしています。今のところ1日100冊ノルマ!でやっています
が、指が悲鳴をあげそうです。交代でやりましょうね。みんな。って私
が言うことじゃないか(←全然やってない人)機械の製本ではないので、
ホチキスが少しずれていたり、ちゃんと切れてなかったりということが
あるかもしれません、甚だしいのははずしていますが、切り目が鮮やか
でないのも「手製本の妙味」と思っていただければありがたいです。自
分できれいな糸などを使って製本したいという方は、未製本のままお送
りできます。1部限りの特装本を作っても楽しいですよ。自由度の高い
冊子です(笑)。
    
仙台市内をせっせと営業まわりして、置いていただいています。
    
せんだいメディアテーク1階 ナディッフ・ビス(書店)
宮城県美術館BOOKSHOP(書店)
cafe hav't we met(カフェ)
メリーズセレクション(雑貨屋)
金港堂(書店)
宝文堂(書店)
あゆみBOOKS(書店)
カフェ モン・サンルゥ(カフェ)
仙台駅前アエル1階 丸善(書店)*今週末より
       
県外のお店では、*今週末より
ガケ書房(京都・書店)
貸本喫茶ちょうちょぼっこ(大阪)
       
ありがとうございます!!
お取り扱い店、まだまだ募集しております。
どうぞよろしくお願いします。
関西へも書店営業に行きたいなー。
         

画像は『蔵書票レッスン』の仙台蔵書票愛好会作家紹介ページ。
小さな絵の中に魅力的な世界がたっぷり詰まっています。
        
この実物を展示するのが2月10日からジュンク堂書店仙台ロフト店で
開かれる蔵書票フェスタ、プレイベントです。1ケ月近く展示していま
すので、仙台駅周辺に行った際は、ぜひお立ち寄り下さい。
      
そして蔵書票入門講座「蔵書票レッスン」は3月3日。火星の庭にて。
講師は田中栞さんです。こちらのお申し込み受付は2月1日から先着順
とさせていただきます。
        
書店巡りをしていて、書店員の方に「火星の庭の前野といいます」と告
げると、あ、と一瞬驚いた顔をされて、くすっと笑いが出る。そして話
の流れがとてもスムーズ。どうしてかなーと思っていたら本日丸善の文
芸書担当のSさんより、「前野さん、『ちくま』読みましたよー」と言
われた。どうやらみなさん読んでいるのですね、あの『ちくま』の文章
を。それでは何も気取る必要などありません。来週東京へ行くので、
『蔵書票レッスン』の営業をじゃんじゃんやってこようと思っています
が、素のままで行ってこようっと。
     
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緊急告知!ユンボライブは来週 2007.01.30  


2/7(水)に行われるユンボライブのDMを見たらなんだか鳥肌。すごい
豪華なメンバーで、ちょっと想像つかないようなライブになりそうな予
感。これはぜひとも皆さんに知っていただかなくては。ということで、
仙台どころか東京でもめったに見られない、ぜったいおすすめのライブ
です。(友達だからとかいう、義理でもなんでもないのです)
会場はメディアテーク7F。
くわしくは、ユンボのシブヤさんにコメントをいただきました。長いで
すがおもしろいので最後まで読んでね。そしてぜひともライブ会場へ足
をお運び下さい。
         
         
「IGLOO MEETING vol.10〜a K showcase tour 2007」
       
2007年2月7日(水)
せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター
18:30開場/19:00開演
入場料1800円
予約・問合せ/IGLOO RECORDS
email→yumbo.shibuya@gmail.com
tel→022-274-4247
       
        
2006年の初夏にMaher Shalal Hash Bazのツアーで訪れた西海
岸でアーリントン・デ・ディオニソに出会いました。僕はK
Recordsというとターミネーターみたいなキャルヴィン・ジョンストン
のビート・ハプニングぐらいしか知りませんでしたが、現在のK
の若旦那的存在であるアーリントンのやっている肉体的/即興
的な音楽は、おしゃれでかわいいKのイメージとは程遠い、生
々しく気分を高揚させる類いのものであり、長い時間をアメリ
カで戦い抜いてきた傷だらけのK Recordsのタフな顔を具現化
したような趣きがありました。アーリントンはライヴの数分前
に会場の前の道端でペンペン草を摘んできて、オープニングで
見事な草笛を披露しました。「葉っぱや草は一枚一枚音が違う
んだよ」と、猿山の大将のようにパンいちで国立公園の岩のう
えに座ったアーリントンは言っていました。マヘルのライヴや
アルバムの録音も終わって、2週間ほども滞在したオリンピア
のKのスタジオをもうじき去る頃になって、「今回マヘルはア
ーリントンに凄く世話になったから、今度はアーリントンを日
本に呼んで一緒にやろう」という企画がブチ上がり、それが今
回のツアーになったわけです。仙台公演はその初日であり、ア
ーリントン・デ・ディオニソと、やはりKのアーティストであ
るカール・ブラウが日本に来て最初に出す音を聴くことのでき
る機会となることを、主宰者としてとても嬉しく思っています
し、更に今回のツアーがKからの新譜「他の岬」の発売記念と
なるマヘル・シャラル・ハシュ・バズや、アーリントンの即興
性/身体性に端を発するパフォーマンスから連想された日本の
コアなミュージシャン=向井千惠やONNYKといったベテランを
紹介することができたり、自分のバンド=yumboをそういう場
でやることができるのも、とても光栄なことだと思っています
。ちなみにyumboは今回、三角フラスコの看板女優の瀧原弘子
さんをダンサーとして迎えます。音楽的にはスカルノ大統領の
バカ息子が作ったプログレのLPから得た着想とか、黒人的な7th
や13thの世界の発見からザンビアのサイケバンドWITCHに代表
される突飛な贈り物のような慰めの暖かさへと降りていく感じ
をやるつもりです。(澁谷浩次)
          
       
       
■Arrington de
Dionyso(アーリントン・デ・ディオニソ)/1990
年代半ばよりビーフハート的ガレージパンクブルースを追求す
るOld Time Relijun
をスタート。90年代以降のKレコーズの屋台骨を支え続けてい
る。また、グループでの活動と並行して、ヴォイス、バス・ク
ラリネット等を駆使したソロ・インプロヴィゼーション・パフ
ォマンスでも欧米各地を勢力的にツアー。この度Kよりリリ
ースされるマヘル・シャラル・ハシュ・バズの最新作『他の岬
』ではメインエンジニアを務め、Kとマヘルの橋渡しに尽力し
た。最新作はKからのソロ・アルバム『Breath of Fire』(2006)。
           
■Karl Blau(カール・ブラウ)/ノースウェストDIYポップ最
後の秘宝。ドラムから管楽器まで自在にこなすマルチプレイヤ
ー、生々しくもカラフルな処
理を施すスタジオの魔術師、魅力的なシンガー・ソングライタ
ーとして、多彩なエッセンスが滲み出る陽性のサイケデリア・
ポップ・ワールドを展開。ブレット・ランスフォード(Beat
Happening)
、フィル・エルヴラム(Mount Eerie)とのD+としても活動。最
新作はK移籍第一弾『Beneath Waves』(2006)。
       
■工藤冬里(くどう・とうり)/ 二才半よりオルガンを習い
二十二才でNOISE『天皇』でデビュー、96年には『RVRM』を発
表するがその後は尽く期待を裏切り今はドサ回りを続けている。
        
■向井千惠(むかい・ちえ)/大阪生。75年、神田美学校小杉
武久音楽教場に学び、胡弓(二胡)を手にし即興演奏を始める
。East Bionic Symphonia、
STEREOS等に参画。1981年より、自身のユニットChe-SHIZU(シ
ェシズ)を始める。1983年頃より、Che-SHIZUはオリジナル曲
を中心に演奏するロックバンドとして活動。現在、即興演奏グ
ループ・打鈍、ENKIDU、ソロの演奏の他、様々な音楽家、舞踏
家、パフォーマー等と共演している。即興表現によるMIXED
MEDIA ART
のフェスティバルPERSPECTIVE EMOTION(透視的情動)主宰。
インプロビゼイション・ワークショップを各地で開催している。
        
■ONNYK/即興演奏者として、79年より国内外で活動を継続し
ている。82年のエヴァン・パーカーとの共演に始まり、内外の
優れた即興演奏家を盛岡に招いてライブを実践している。92年
より、自身のレーベル『アレロパシー』を主宰。米国public
eyesore
レーベルよりギターソロを発表、英国音楽誌『ワイヤー』に高
評価される。01年、自らのカルテットであるsotto voce(ソッ
ト・ヴォーチェ)のライブ発表。03年、ビショップ・レコーズ
の企画
により、即興演奏集団exias-j他との共演アルバム『ジ・アン
セッド』を発表。現在、Bad Missionaries, RIEN, N'tu, 忘八
蛋, 仲良く死体=friendead等のグループ/ユニットで活動し
ている。
         
■yumbo(ユンボ)/98年仙台で結成。03年、1st『小さな穴』
、06年2nd『明滅と反響』をマジキックより発表。リーダーの
澁谷が02年より主宰しているレーベル『IGLOO』のシリーズイ
ベント『IGLOO MEETING』は今回で10回目を迎える。今回のyumbo
はメンバーに加え、ゲスト演奏者として大月俊二、大月純、梅
島亜希子、菊地信子、鰹谷英利を迎えるほか、ダンス・パフォ
ーマーとして、1995年より仙台を拠点に活動する劇団『三角フ
ラスコ』の女優として活躍する瀧原弘子を迎える。
     
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『蔵書票レッスン』刊行! 2007.01.29  


   

   
とても楽しく美しい蔵書票の冊子ができました。昨年秋から仙台蔵書票
愛好会でこつこつと制作してきたものです。
     
表紙を飾るのは大野加奈さんの銅版による蔵書票。この表紙のために手
彩色をしてくださいました。洗練されたセンスと技術の上にかわいらし
さと不思議さが合まった素敵な作品です。本文は、「ハジメマシテ蔵書
票」というタイトルで蔵書票の基礎的な知識がわかるページから始まり
ます。次に、世界的な蔵書票コレクターである小枝昭一コレクションの
とっておきの蔵書票をカラーで初公開。蔵書票の作り方や蔵書票の制作
風景、そして仙台蔵書票愛好会作家紹介。極めつけが東北福祉大学内に
ある芹沢けい介美術工芸館インタビュー、とたいへん盛り沢山な内容で
す。巻末の蔵書票インフォメーションでは日本の蔵書票に関する本や、
サイト、団体などが一目でわかるようになっています。
       
装幀を手がけてくれたのが、デザイナーの畠山香織さん。東京にお住ま
いで、角田光代さんの本の装幀をしたり、松浦弥太郎さんや沼田元氣さ
んとお仕事をされています。はじめて表紙案を送っていただいたとき、
「これはすごいものになるかも」と一気にテンションが上がりました。
表紙の隅にいるうさぎの蔵書票がなんともかわいい。畠山さんの手描き
です。本文にも随所に畠山さんならではの描き文字と挿絵が見られます
よ。
        
編集を担当したのは、木版画作家若生妙子さんと私(前野久美子)。
20代の頃はせっせとミニコミや小冊子を作っていたりはしましたが、
このような規模のものは初めてで、かなり四苦八苦。実は去年からこの
制作に心血を注いでいたのですが、出来上がるまでは庭番便りの話題に
できないと、めずらしく地道にやっていました。こうして皆さんにご紹
介できて、うれしいです(号泣)。3時間のインタビューをテープおこ
しした若生さんも泣いていることでしょう。
     
ということで、
蔵書票を知らない方々へのよき入門書として『蔵書票レッスン』が愛読
されることを願っています。

仙台では、メディアテーク1階のナディッフ ビス、cafe hav't we met、
メリーズセレクションでお取り扱いをしていただいています。もちろん
火星の庭には山ほどあります(笑)。2月はじめには仙台市内の主要書
店、全国のリトルプレスに協力的な書店でも販売いただく予定です。お
取り扱い店のご紹介も後日こちらでしますので、書店で見かけた際は、
ぜひ手にとって見て下さいませ。
定価は500円(税込)。
通販も承ります。送料はメール便で1冊80円となります。
メールでご注文下さい。
メールアドレス:kasei@cafe.email.ne.jp
件名に「蔵書票レッスン注文」と明記をお願いします。
振込用紙を同封しますので、本が届きましたら
1週間以内にお振込くださいませ。
ご注文を心よりお待ちしています。
    
    
    
「蔵書票レッスン」
    
【目次】
ハジメマシテ蔵書票………………………02
小枝昭一コレクションの蔵書票…………04
自分の蔵書票を自分で作る………………06
依頼されて蔵書票を作る…………………07
仙台蔵書票愛好会 作家アルバム………08
芹沢けい介美術工芸館を訪ねて…………12
蔵書票のおともだち「豆本」……………14
蔵書票INFORMATION ………………………15 
蔵書票フェスタのご案内…………………16
    
A5判 
16ページ(表紙・裏表紙含めて) カラー8ページ・白黒8ページ
発行所:仙台蔵書票愛好会
印刷:モリモト印刷
定価:500円(税込)
     
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古書ほうろうで、一箱古本市開催中 2007.01.28  

2/4(日)に行われる「古本女子サミット」に先がけて1/28(日)
から千駄木の古書ほうろうさんで「古本女子の一箱古本市」が開かれて
いて、火星の庭も古本を出品しています。
     
箱に詰めるときは、どの本にしようかとかなり悩みました。大部分は年
末年始にかけて買い取りのあったウブな(業界用語かしら)本ばかり。
現在の火星の庭を濃縮還元したような内容になりました。近くの方は
ぜったい行って見て下さいね〜〜。お願い!私も他の女子の方々の一箱
が見たいです。
     
この箱の中にはなんとまだウェブでも紹介していない(できていない)
出来たばかりの『蔵書票レッスン』も入っています。どこよりも早い発
売です。どうぞよろしくお願いします。
      
送る本も決まり、さて、看板がいりますね。となって製造したのがこち
ら。なかなかの出来映えでしょう。え、だれが作ったかって?もちろん
私は作れません。工作係りのケンです。こう書かないと私が作ったよう
に思われるのだけど、「作った」と書いているものは、だいたいケンが
作業しています(笑)。今回私は本を選んだだけでした。

          
私がかなり無能な人間ということは、この頃は周知の事実になってきま
した。私がまぁまぁできるのは本の仕入れと接客だけです。寝ないでも
したいくらいです。(本の買い取り、お待ちしています)
      
ということで、あと一週間で全国「古本女子」サミットだ。
一年分くらい人と出会いそうな予感がしています。
     
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中林ういさんの作品をより楽しんでいただくために 2007.01.23  

ただ今開催中の「中林ういバッグ作品展」へたくさんの方にお越しいた
だいています。どうもありがとうございます。先日の週末は、休日にゆっ
くりご覧になろうという方々がつぎつぎと。遠くからいらした方も多かっ
たようです。

火星の庭は小さなブックカフェなので、ギャラリースペースもなく、
カフェがいっぱいのときは展示している壁まで遠く、近くで見たい方に
はご不便をおかけしています。ああぁ、すみません、という気持ちで内
心は申し訳ないと思いつつ、火星の庭でやろうと決めてくれたういさん
のお気持ちもありがたく感じながら、どうか見に来ていただいた方々が
ういさんの世界を堪能して帰っていただけますようにと願っています。

そこで提案です。ういバッグを堪能するスペシャル・タイム。
平日は、16時〜20時。土日は、11時〜13時、17時〜19時。
この時間は比較的すいていて、ゆっくりご覧いただけます。
なお、夜は照明が効いてかえってバッグがはっきりと見えるという
おまけつき。ぜひ夜の部もいらして下さいませ。

混んでいる時に来ちゃった−、という場合、10分くらい待ってみて下
さい。火星の庭には暇つぶしのできる本がいっぱいありますので、立ち
読みしていただいていると、ほら、人の流れが変わっています。ずっと
混んでいるわけではないですので。

ういさんの作品はまるで「あなたはどう感じますか?」と話しかけてい
るようなところがありますが、そのときの空間とも会話しながら、
リラックスして見ていただけたらと思います。

こちらもできるだけ快適にご覧いただけますよう、努めたいと思います。
とくにクレームなどがあったわけではないのですが、展示期間も半分を
こえましたので、伝えたくなりました。せっかくのういさんの作品展、
みなさまにたっぷり楽しんでいただけたらうれしいです。
どうぞお待ちしています。
     
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2007年は蔵書票イヤー 2007.01.22  

今年火星の庭の大きな活動となる「蔵書票イベント」についてのご案内
です。
            
蔵書票とは、愛蔵する本の見返しなどに貼ってその持ち主を示すための
小さな紙片です。さまざまな技法の版画で作られることが多く、『紙の
宝石』と呼ばれ愛好されています。また、互いに蔵書票を交換しあい、
たくさんの票を集めることも楽しみの一つです。
          

涌田利之 木口木版
        

山高登 板目木版
      

アルフォンス井上 銅版(エッチング)
         

清水敦 銅版
    
手仕事と紙のもの好きが集まって仙台蔵書票愛好会が結成されたのが、
去年の4月。現在日本各地から会員が増え20名になりました。このな
かのメンバーで今年6月仙台で「蔵書票フェスタ」を行うことになりま
した。国内外の蔵書票の展示、ワークショップ、作家とコレクターを交
えたトーク、日本書票協会の地方フェスタなど盛り沢山な内容で、全国
的にもこの時期蔵書票で最も熱い都市になりそうです。
          
日本書票協会や塩竃のエスプさんなど様々な方々からご協力いただきな
がらまだ発足したばかり、初心者ばかりの仙台蔵書票愛好会が取り仕切っ
て、わくわくはらはらしながら準備を進めています。火星の庭は事務局
を担当、すべてのイベントについての窓口という役割です。
          
今回ご案内するのは、「蔵書票フェスタ」に先がけて行われるプレ・イ
ベントについてです。蔵書票を知らない方、知っているけれど実物を見
たことのない方のために、蔵書票の入り口として楽しく、魅力的な企画
を考えてみました。
         
        
『蔵書票フェスタ』プレイベント
       
◆「蔵書票レッスン」
蔵書票を楽しむ入門講座です。初心者大歓迎。どなたでも参加できます。
日時:2007年3月3日(土)
1回目 :13:00〜15:00
制作実演:15:15〜16:15
2回目 :16:30〜18:30
(1回目と2回目の内容は同じです。ご希望の回をご指定下さい)
会場:book cafe火星の庭   
講師:田中栞(書物研究家・日本書票協会会員)
実演:大野加奈(銅版画家・日本書票協会会員)
参加費:3000円(お茶・軽食・お菓子つき、テキストつき)
要予約(先着順/2月1日より申込み受付。
              申込先はbook cafe火星の庭)
          
◆「蔵書票展〜戸村茂樹作品を中心に〜」
会期:2007年2月10日(土)〜3月11日(日)10:00〜20:00
会場:ジュンク堂書店仙台店 入場無料 
       
◆「仙台蔵書票愛好会 蔵書票展」
日時:2007年2月10日(土)〜3月11日(日)
   10:30〜20:30(日祝は10:00開店)
会場:ジュンク堂書店仙台ロフト店 入場無料
      
    
講座は一日限りですが、内容の濃いものになりそうですので、この機会
に興味のある方はどうぞお申し込み下さいませ。受付は2/1からにな
ります。お問合せなどは、いつでも受付けています。
       
そして来週には蔵書票の入門テキスト「蔵書票レッスン」が完成して、
印刷所から送られてきます。その冊子とは?これが仙台蔵書票愛好会渾
身の出来映え。約半年かけて制作しました。届き次第こちらで紹介しま
す。もちろん通信販売もできるようにします。乞うご期待。
    
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火星の庭俳句会1周年 2007.01.18  

去年の2月から始まった句会が1年を迎えました。1月の句会は出席者
11名、FAX参加者5名、集まった俳句は46句でした。季語は時節柄
「新年」が多かったです。俳句は言葉の「本意」というものを大切にす
るらしく、「新年」というのは「おめでたい」もので暗いものを作るの
は反則だそうです。暗い新年を迎えている人だっていると思うけれど、
とりあえず生きて新しい年を迎えられたということを「めでたい」とす
るのは、悪くないかな、と思いました。
       
気に入った句。
      
「どんと祭記憶持たざる達磨の目」
       
オリーブさんの俳句でした。
      
火星庵は今回めずらしく誉められて、得点も入りました。
        
「初詣列の最後に恵比須さま」
     
「立山の朝日固まり大寒や」
      
景気が良くて、スケールが大きくて、そんな願いも込めて
作ってみました。
   
主宰の俳句は
     
「万物は低くきに生きて七日粥」
      
さすが渋いです。どんな生きものも地を這うように生きている、
ということだそうです。
     
やはり俳句は楽しいです。今後は2/19(月)、3/19(月)夜
19時からです。やってみたい方はお申し込みをどうぞお待ちしていま
す。みんな初心者なので、一度も作ったことがなくても大丈夫ですよ。
     
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中林ういさんの本が再入荷しました 2007.01.16  

すぐに売り切れてしまった「paper×paper」も入りました。こちらは紙
工作の本で、カードに栞、封筒、絵はがきやぽち袋などが消しゴムはん
こやプリントごっこを使った作り方つきで載っています。ういさんに聞
いたところ、各項目のタイトルも消しゴムはんこで一つ一つ作ったそう
です。さらに作り方に載っている図案も手描き!という手の凝りように
は、毎度ながら頭が下がります。「なかなかそんな作家さんはいないわ
よ」とは担当編集者の小山内さんの言葉。ぜひ手にとってご覧下さいま
せ。

今回の展示のタイトルにもなった「scene」は、いままでのういさんが
作ったバッグの集大成。作り方は載っていませんが、その分、作品が整
然と並んでいて、画集のような美しい本です。これを見ると、ういさん
のバッグが作品性と物語性に溢れたアートであることがわかります。
ファンとしては「トートバッグ?女の子雑貨ね」と先入観を持たれるこ
とを危惧しちゃうんだけど、余計なお世話かもしれない。もっともご本
人は、「雑貨」「手芸」「アート」のどれに括られても気にしてないの
だろう、と思います。「作りたいものを作っているだけ」、そんな柔ら
かい姿勢が多くの人に届くのだと思います。しかも半端でない集中力と
根気をもって。見習うところの多いういさんとの出会いでした。
         
他にも第一作品集「HAPPY SUNDAY」と「JOURNEY」も入荷しています。

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古本女子サミットに参加します 2007.01.15  

古本世界でおもしろ企画をつぎつぎと行っている南陀楼綾繁さんがまた
また新企画を発表しました。題して「古本女子サミット」。「古本女子」
が古本について語り尽すという内容なのですが、なんと火星の庭にもお
呼びがかかりまして、興味半分、恐いもの知らずで参加することにいた
しました。出演者の顔ぶれは火星の庭を除けば錚々たる方々です。ふだ
んはみちのく仙台の繁華街の外れたところで、孤独に営業していますの
で、古本つながりの女性のみなさまにお会いできるのを楽しみにしてい
ます。私はたいしたことは言えませんです。いろいろ学ぶことも多いで
しょうから、恥を覚悟で勉強してきます!ただ、「古本女子」の「女子」
がけっこう厳しい、な。(四捨五入したら○十歳だもん。)東京近郊に
お住まいの方、興味がありましたらぜひお越し下さい。きっと楽しい話
が聞けると思います。
     
第1回 全国「古本女子」サミット
         
いま、古本の世界では、買う側も売る側も女性が元気だ。
彼女たちはこれまでの常識にとらわれず、自分がいいと思ったものを選
び、見捨てられていたものに新たな価値をつくりだしている。
また、本を売ることとイベントが自然に連動している。
全国で活動しているそれらの「古本女子」の皆さんに大いに語ってもら
うこの一夜。古本女子も古本男子も、みんな、古書ほうろうに集まれ!
      
【出席者】
★浅生ハルミン  ハルミン古書センター(from東京)
★福島杏子    貸本喫茶ちょうちょぼっこ(from大阪)
★前野久美子   book cafe火星の庭(from仙台)
★小西佐紀子&伊東琴子  cafe de poche(from京都)
★生野朋子    ふるほにすと(from福岡)
        
【司会】
南陀楼綾繁
         
古書ほうろう
〒113-0022
東京都文京区千駄木3―25―5
tel./fax. 03-3824-3388
http://www.yanesen.net/horo/
        
2月4日(日)
18:00 open/18:30 start
入場料 1200円
予約優先(予約は古書ほうろうまでメールか電話で)
      

【プレイベント】
「古本女子」の一箱古本市
       
サミットに出席する「古本女子」が、古書ほうろうの店内を借りて、
ひとり一箱分の古本を販売します。どんな本が出るか、お楽しみに。
         
期間 1月28日(日)〜2月4日(日)
古書ほうろう店内にて
               
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中林ういバッグ作品展2日目 2007.01.12  


今日は初日ほどのにぎわいはなかったですが、たくさんの人が展示を見
に来てくれました。寒いなかありがとうございました。感想ノートを置
いていますが、たっぷりと書かれる方が多く驚いています。このノート
は展示終了後ういさんにお渡ししますので。「見てきれいだとか、上手、
とかだけじゃなくて、こころが動かされるんですよね。」とは、ういさ
んファンの友人の言葉。「こころが動く」ってアートの役割そのものじゃ
ないかなー。3時間くらいいたお客様「ずっと見ていても飽きないんで
す。不思議ですね。」と。
      

初日にサインしていただいた本がすでに残りわずかになりました。次回
入荷するものはサインはついていません。サイン入りがほしい方は、お
急ぎを。サインなくてもいいや、という人はたっぷり注文しましたので、
ゆっくりいらして下さい。
      
外は寒いですが、ういさんのおかげで暖かい空気が流れている火星の庭
です。どうぞ温まりに来て下さい。お待ちしております。


中林ういさんのバッグ作品展はじまりました 2007.01.11  


今日から「中林ういバッグ作品展」がはじまりました。昨日、ういさん
と文化出版局のういさんの本を担当されている小山内さんが搬入とセッ
ティングにいらっしゃいました。壁に並んだバッグ18点、どれも細かい
ところまですべて手仕事で作られていて、見ていて溜め息がでます。実
際の作品は、本よりも色が落ち着いていて、微かにグラデーションがあっ
たり、想像以上の手間ひまがかかった作品であるとわかりました。いつ
もは買い物やお出かけでザックザックと使うトートバッグが行儀よく木
のフレームに入っているのは、日常を大切にするういさんの気持ちが伝
わってきて、心がほわんとします。
        
今日はオープン前からお客様が「待ってました!」という感じでぞくぞ
くご来店。仙台にも根強いファンがいますよ、ういさん、小山内さん。
東京以外では、京都で展示しただけというこの機会をぜひお見逃しなく。
     
画像は昨日の展示風景。初日の様子は、次回ご報告します。
             
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年明け 2007.01.08  

仙台は穏やかな日和の年明けでした。
火星の庭は4日からの営業で、初売りのようなごった返しもなく、
しーーーんと暇でもなく、いい感じで新しい年を迎えています。
       
年末年始は思いがけないお客様が多い時期。今日は古本雑誌「彷書月刊」
の編集者Mさんがご来店。最初にいらしてくれたのがオープンして1年
くらいのとき。まだ右も左もわからないころ「いいお店ですね、続けて
くださいね」と言っていただいたのが、とても励みになりました。古本
の世界でだれも知り合いもいないなか、毎月楽しみに読んでいる雑誌の
編集者の一言は胸に沁み入りました。
     
あれから数年、私もいくらか古本屋として話ができるようになり、今日
はゆっくりとお話ができました。「実は最初来た時、いつまでもつか
なーって思ったんだよね」と。もっともでございます。かなり頼りない
状態で始めましたもの。(今もか)ご実家が仙台のMさん、「地方の古
本屋を応援したい。東北を盛り上げて下さいね」という言葉が、今日は
胸に焼きついたのでした。
               
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講談社の絵本ゴールド版を大量入荷。 2007.01.05  


今年最初の新着本は講談社の絵本ゴールド版シリーズです。
昭和30年代に毎月2回定期発行されていたこのシリーズは、なんといっ
てもカラーの挿絵がすばらしいです。武井武雄、蕗谷虹児、加藤まさを
など人気の高い画家が多数手がけています。私の一押しは向井潤吉
「うかれバイオリン」と熊田千佳慕「ライオンのめがね」。どちらもと
ても洒落た絵です。状態はこの時代の絵本にしてはおどろくほど良好で
す。文章も美しいのが魅力です。石井桃子、有吉佐和子、円地文子、
浜田廣介、與田凖一など名文家ぞろいです。一冊一冊、画像で紹介した
いところですが、まずは情報をアップいたします。店に置いてあります
ので、ご来店の際には手にとってご覧下さいませ。なつかしいあの物語
を、古き良き時代の絵本で再会してみませんか?
               
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あけましておめでとうございます 2007.01.01  

本年もよろしくお願いいたします。
皆様にとって幸多い年をなりますように。

年賀状を元旦に作成しました。
迷って2タイプ作りました。
どちらも今日私の故郷近くの猪苗代湖に
行って撮影してきたものです。
湖は私(久美子)の撮影。
山くじら(イノシシ)は健一の撮影です。
同じ場所に行っても惹かれるところがまったく違います。
      

(クリックすると大きい画像をご覧いただけます。)
      

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