2007年08月 → 戻る  
 
週休2日の成果 2007.08.30  

今週より定休日は火曜と水曜。2日間缶詰めに
なって古本の作業をやりました。
 
月曜日の深夜に、倉庫から未整理の本の一部、
33箱を(ケンが)運び出し。火曜日はいった
んすべての本を箱から出して、すぐ値付けして
棚に出す本、入力してホームページに載せる本、
東京の市場に出す本、地方の市場に出す本、
『彷書月刊』の目録(10月号)に載せる本に、
分けました。
 
明治〜昭和初期の教科書、事典類を前に悩んで
いると、救世主Iさんが現れる。Iさんは友人の
お父さんで、たいへんな本、紙モノ好き。様々
な古本市へ出かけ、神保町を闊歩し、有名古書
店の目録にも精通している。今では友人よりも
頻繁にお会いするほどこちらがお世話になって
いる。店内に溢れる古書の山を見てすべてを察
したIさんは、「古いものだけ見せていただけ
ますか」と言って、私が和本の入った箱を5箱さしだすと、ササッと慣
れた手つきで物色し始めた。私も作業を続行する。シーーンとする店内。
 
1時間経過。「はい、わかりました」とIさん。お茶を飲みながらこの種
類の本の見分け方についてご教示いただく。その上7冊お買い上げいただ
いた。ありがとうございます。満州の本もたくさんあったので、太平洋戦
争の話になる。「すみませんね、昔の話して」と恐縮するIさん。火星の
庭があるところは、仙台空襲の被害がひどかった場所らしく、駅から焼け
残った県庁まで見渡せるほどだったという。
 
救世主Iさんのおかげで、分類が一気にスピードアップ。東京行きは18
箱となった。どんな結果となるか、どきどき。分類がすべて終わり、今日
のノルマ達成。時刻は夜23時。娘(4才)がかなり不機嫌になってきたの
で、切り上げる。
 
水曜日、東京行きの荷物を(ケンが)積んで仙台市郊外へ。宅急便よりず
っと安い送料のO運輸まで行く。半額以下だった。讃岐うどんで昼食。
 
マシーンのようにひたすら値付け、棚に出す。並ぶ順番などを考えている
とまったく、ちっとも進まないので、マシーンのようにひたすら新入荷の
棚に出す。お客様には見にくいいでしょうが、雑然さを楽しんでいただけ
れば。他の棚はアイウエオ順とかになっていますので。(言い訳がましい)
そしてマシーンのようにひたすら本を……。
 
「火星の庭ブックニュース」で171冊の情報を(ケンが)アップする。
*「火星の庭ブッックニュース」は古本の新着情報を、ホームページにア
ップするより一日早くお知らせするメールマガジンです。月1〜2回発行。
登録無料です。ご希望の方は、メールでお知らせ下さい。
火星の庭 E-mailアドレス  kasei@cafe.email.ne.jp
1時間後にさっそく注文が入る。今回はけっこう反応がいいようです。
 
本の入力は、友人のSさんにお願いしている。本に詳しく、中古商品に慣れ
ているから、勘どころも鋭い。いつもありがとうございます。この人なし
には、ネット通販は不可能なくらい偉大な影のスタッフであります
(火星の庭には影のスタッフが何人か存在します)。入力してもらった9
箱分の本のリストをチェックし、値段を決めていく。
 
さて、2日間のノルマは果たしましたが店内は戦場の後、とてもオープン
できる状態ではありません。時刻は、23時。またもや娘が「帰る〜〜」
と泣き出しました。ケンを残して帰宅。空が白んできた頃、がちゃがちゃ
と玄関の音。亡霊のように入ってきたのはケン。「お店はどんな状態?」
と聞くと、「掃除機までしたから」と呟いて、ばたんと倒れたのだった。
 
この成果は新着本のコーナーをぜひご覧下さいませ!


週休二日への変更を決めるまでの顛末 2007.08.26  

定休日を週2日にすることについて決断できずにいると、ケンが「本は仕
入れたままだし、秋のイベントはいろんな人に声をかけているんだから中
途半端なことはできないよ。このままじゃ無理。」と釘をさす。決定打は
昨日火傷をしたこと。ぼんやりしていたら、フライパンの油(高温)を手
に浴びてしまった。けっこうな量。たかが火傷、と思っていたんだけど、
唐辛子で揉まれるような激痛になってきたので、外科へ行った。お医者さ
んに不意打ちようにピンセットで水膨れを破かれ(!)包帯ぐるぐるにさ
れてしまった。「傷口を濡らさないようにして下さいね。」右手、使用不
能。お店でしずしずとケンの助手をする姿は、今日入ったばかりのアルバ
イトのよう。「天からのお知らせだよ。」とケン。「はい」と私。こうし
て左手で定休日の変更をアップしたのでした。ほんとは、年中無休にした
いのだけど。(←「まだ言うかおまえは!」ケン)火傷は軽症ですので、
ご心配なく。

この感じは、デパートでの古本市の参加をやめた時と似ている。3年くら
い前まで年4回、仙台駅前で古書組合の人達と合同で行う古本市に参加し
ていた。いろいろ勉強になるし、短期間でまとまった収入になるので、必
死で参加していたのだけど、限られた人手と労力なので、お店の方に歪み
がきた。古本市をやめたら収入が減る。でもお店に手を入れないとお店が
ボロボロになる。なおさら古本市をやめられない。という悪循環にいて、
ふんぎりがつかなかった。今では、その古本市そのものもなくなってしま
った。この時やめようと思った決定打も、たしか倒れたか、怪我したかだ
ったような気がする。痛い目にあう前に判断できる人にワタシハナリタヒ。

えーーしつこいですが、来週から火星の庭の定休日は毎週火曜と水曜です。
倉庫か店内で本の仕事をしています。通りがかって、店内に人気があった
ら、古本はご覧になれますので、どうぞお気軽にお声がけ下さい。

昨日も仙台市内で、大量買取り。かなり読書人の高齢の方のご蔵書でした。
車で2往復。明治時代から平成までの、さまざまなジャンルの本です。今
週から少しずつ出していきますので、お楽しみに。


定休日変更のお知らせ 2007.08.25  

火星の庭の定休日が当分の間、毎週火曜日と水曜日になります。
どうぞよろしくお願いします。
 
古本の仕入れと値付けを集中してするために、誠に勝手ながら定休日を一
日増やすことにしました。経営に余裕があるわけではないし、決定するま
でに一年くらい悩んでいました。自宅マンションの地下にある倉庫に市場
で買ったまま、お客様から買取らせていただいたまま手付かずの本が未整
理で積み上げられているのを見て、「これじゃいかん。じゃどうしたらい
いのか。人手を増やすのか。寝ないでやれるか。カフェのフードをやめる
のか。営業時間を縮めるか。イベントはもうしないか。」とぐだぐだ決め
られないまま、月日が経っていきました。
 
もう一度くりかえします、
火星の庭の定休日が火曜と水曜になります。
 
お客様にはご迷惑をおかけします。
その分、古本の充実に努めたいと思います。毎週木曜日には、新入荷の本
が店頭に並び、ウェブでも新入荷情報が載せられるようがんばります。
営業日は減りますが、今までより中身の濃い火星の庭へ変身します。
どうぞお楽しみに!!


今月の句会 2007.08.23  

夏って俳句モードになりにくいな、と思いながらなんとか3句完成させて
今月の句会となりました。
 
今月の最高得点は、お二人。
 
ちちははの今寝入りけり盆の月  むかで女
 
主宰や豆腐屋さん(友部正人さん)も投票の6点でした(私も投票)。
むかで女さんは、M新聞社勤務で東京に引っ越された後も、参加していま
す。独特の視点は新聞記者という職業とおおいに関連がありそうです。
 
 
虫かごを友とせし子の一人旅  豆腐屋
 
女性陣の投票が多かったのがうなずける句(私も投票)。主宰もいい句
と講評。思潮社より『ジュークボックスに住む詩人2』が今月発行されま
した。友部さんがいままで聞いてきた「ことば」を感じるミュージシャ
ンについて書かれたエッセイ集。火星の庭でも来月入荷予定です。
 
 
主宰は、
 
鶏頭の影の吸われる真昼かな
 
4点。俳句を選ぶことは、作ることと同じくらい難しく、熟練された俳句
を読む時は俳味を味わえるだけの、俳句的感性がないと読み取れないとい
ことがあります。なので、高得点=いい句とは、ならないとは主宰の言。
 
 
私の句の紹介は……今月はやめておきます。
 
俳句に興味のある方、「火星の庭俳句会」参加者募集していますので、お
気軽にメールでご連絡下さいませ。月に一回第三月曜日19時から。
ただし次回は9/18(火)となります。
 
昨日、お盆休みの振替えに、山形市の山寺へ行ってきました。大雨だった
ので、千十五段の階段を昇る奥の院まで行くのはあきらめて、山寺芭蕉記
念館でのんびりしてきました。ロビーではずっと『芭蕉の生涯』と『おく
のほそ道の世界』をやっていました。外へ出て、よし、ここで私も!と思
いきや、さんざん名句を読んだ後では、かえって何も浮かんではきません
でした。そりゃそうでしょう。
 
一方ケンは同記念館で開かれていたウルトラマンや怪獣のデザインで知ら
れる成田亨さんの『怪獣と美術』展にこもって、出てこない。やっと現れ
ると目を腫らし、感動のあまり号泣していたと言う。好きにして。
 
芭蕉記念館のあるところは、広い公園になっていて移築された古民家が点
在し、カフェやレストラン、美術館、お土産屋が落ち着いた佇まいで建っ
ています。仙台からはわずか1時間ちょっとなので、またゆっくり来たい
と思いました。
 
さて、こんな悠長な時間を過ごしているのは、秋に向けてかなり動きが激
しくなってきたから。忙しい時ほど遊ぶ、というのが信条。タイムリミッ
トをいくつも抱えながらの遠出でした。帰ってからは夜中まで仕事。でも
元気です!
 
では秋に何するの?とお思いの方々、もう少ししたらお知らせできますの
で、おまちくださいませ。


秋の風 2007.08.19  

仙台は昨日から、涼しい風が吹き始めました。
今年の夏は記憶にないほどの酷暑でした。
仙台の夏、というと「夏の気がしない夏」という印象だったので、
アスファルトがゆらゆらすると仙台じゃないみたいでした。
 
お盆休み返上で営業中。
「だれも来なかったら本棚の手入れをしよう」という謙虚な気持ちと、
「もしかして遠くからわんさか人が来たりして!?」なんて妄想と、
相反する想いで迎えた結果は、いつもと変わらない火星の庭でした。
 
ただ、ふだん仕事帰りに寄ってくれるお客様が、私服でのんびり訪ねてき
てくれたり、ネットでご注文いただく方が旅行で立ち寄ってくれたり、み
なさんのんびりモードなので、ついつい長話し。仕事しながら息抜きして
いました。世間と休みが合わないのは、サービス業の宿命。社会に出てか
らずっと世間とずれた休みしか取ったことないのでした。
 
昨日は、フリーペーパー『TOKYO READING PRESSS』のKさんがいらし
て取材を受けました。以前から詩が好きな方に東京土産にいただいたりし
て読んでいたので、こちらこそ興味津々。いろいろお話を伺いました。
すっきりとかっこよく、読みやすい紙面に現代詩のイメージが明るくなり
ます。編集・デザインはプロの有志の方々がボランティアでやっているそ
うです。こういう活動は、役所や財団の助成を受けてしかるべきなのに、
日本は…とつい言ってしまう。最新号10号の特集は、チャールズ・ブコウ
スキーの映画『酔いどれ詩人になる前に』です。店内で配付しています。
火星の庭の紹介が載った号は、10/1に発行されるそうです。Kさんは西荻
窪の近くに住んでいて、古本屋の話でも盛り上がりました。
 
一年前の一箱古本市・仙台のときに発売して以来、根強い人気の『苔袋』
が再入荷しました。『苔袋』の制作者は倉敷にある古本屋「蟲文庫」の店
主・田中美穂さん。苔の乾燥標本、苔栽培キット、コケマップ(倉敷篇)、
ルーペ、苔カードまでついている。袋詰めなどは手作業で、外袋に貼って
あるラベルは直筆で一枚づつ書いているではないか!
この『苔袋』、お客様が買っていかれる様子も楽しい。
「うあ、何これ!?」「え〜〜、苔袋だって!」キャーキャーとひとしき
り盛り上がって、「買おうっと」とお買い上げ。それまで苔に見向きもし
なかった人をひき付ける魔力(!?)があるんですね〜。かくいう私も、
つい緑のもわもわしているところを注視するようになった。田中さんは10
月に待望の苔の本を出版予定。すっかり旧知の仲のような気がしているの
ですが、まだ会ったことはなく、この秋にお会いできることとなり、今か
ら楽しみです。

昨夜はマーガレット・ズロースのライブに行きました。以前、友部正人さ
んのバックで聴いただけなので、メインで聴くのは初めて。気持ちよかっ
た。聴いている時は、音楽のことだけになった。ヴォーカルの平井さんの
真直ぐさが、際立っていた。素直だったり、正直であることが見ていて照
れくさく見えるようなのは、まだまだ素直さや正直さが足りないからだと
思った。
ライブ前にマガズロの3人が火星の庭へ寄ってくれて、俳句の話で盛り上
がりました。大きな車に機材を積んで、もう3週間もツアーをしているそ
うです。ライブ話ついでに、10月末に火星の庭で「ふちがみとふなと」
のライブ、11/13(火)にユンボのライブを予定しています。
どちらも強力におすすめです。

今週は、はずれたお盆休みで8/21(火)臨時休業させていただきます。
8/22(水)も定休日でお休みです。

ただ今、8/19(日)午後5時52分。いきなり暗くなり、どしゃぶり
の雨が降ってきました。日曜のこの時間、今日はこれでおしまいかな(お
客様のご来店が)。一雨ごとに秋になるのでしょう。明日は俳句会なので
ここで一句ひねり出そうと、もがいています。


とりあえずバナココ! 2007.08.11  

ふぅ〜〜〜、はぁ〜〜〜〜〜、アツ〜!バナココ!!
と席に着くなり叫ぶお客様が目立つようになりました。
満席で全員バナココを飲んでいる光景はカウンターから見ると壮観です。
ここだけ見ると古本屋には見えないな〜。カフェにも見えないか。
 
水戸の市、8月は初めての参加(真夏の南下は避けていた)。気温35度。
会場へ着くなり会計のNさんが「毎年8月は暑いし荷物少ないし、止めよ
うって話し出てるんだよ。」とテンションが低い。「え〜〜〜、そんなぁ、
必死で来たのに〜」と泣く。でもでもあるではないですか。荷物少ない
どころじゃありません。いつもより時間延長です。うれしいことに倉庫で
眠っていてまったく期待しないで持っていった本が、次々声がかかって驚
きの高値。水戸へ通い始めて早6年。初めて買いより売りが上回り、支払
いではなく振り込みされるという快挙(って他の古本屋さんは当たり前の
こと)。じ〜〜〜んときちゃいましたよ。
また行くよ、水戸!!
 
今日は朝から出張買取り。塩竈市まで行ってきました。オープンに間に合
うようにと、朝9時到着。すでに太陽はギンギンギラギラ。6畳間の壁2
面が本棚、床にも山積み。少し前の小説、思想、宗教の本がいっぱい。現
代思潮社のシリーズとか、禅の本とか、個人的に読みたいものも多かった。
すごい量だと聞いていたので、一度見て、自家用車では無理だったら次回
トラックをレンタルしようと考えていたけど、なんとか収まり一件落着。
2階から車に運んでいると、こんなとこも汗が出るの?というくらい全身
汗が流れる。ご依頼人に冷たいジュースを差し入れしていただいて、立ち
話。10年前にお亡くなりになったお父様の蔵書で、活かすことができて
うれしいと言っていただいた。まだ大学生だというその人が、そういう気
持ちになるのに10年という歳月が必要だったのだろうと、話を聞きながら
思った。買い取れなかった本は処分しないでこのまま保管しようと思って
いるが、焼けが激しいのでどうしたらいいかと聞かれ、本棚に直接当たる
日光を避けるために遮光カーテンをするといいのではないか、と答えた。
火星の庭に着くとちょうどオープンの11時。出張買取り、どんどん行きま
す。ご連絡お待ちしています。
 
お知らせ。
宮城県角田市にあるジャズ喫茶「EVANS '89」(エバンス)で9/16(日)
に友部正人さんのライブがあります。EVANSのオーナーは去年BSで放映
された「フォークの達人」を見て「これほどまで、ライブを聴きたい!と
思ったことなかった」と感動。友部さんに想いを伝えて実現したそうです。
このライブはチャリティーでもあり、今年の中原中也賞を受賞した『みち
のく鉄砲店』須藤洋平さんとEVANSのオーナーが縁があり、中原中也生誕
100年の記念イベントでライブをした友部さんともつながる、ということ
で、収益を須藤さんと同じトゥレット症候群の患者や家族を支援する機関
に寄付されます。当日は須藤さんもライブに来るかもしれないそうです。
私はお客様から「今年の中原中也賞はすごいから、読んでみて」と貸して
いただいて『みちのく鉄砲店』を読んで衝撃を受けていたので、この展開
に、大変期待&楽しみです。
ライブは電話予約で受付中(0224-63-3889/EVANS)。火星の庭では
扱っていませんので、ご注意下さい。


ウィークエンド・ワセダありがとう!! 2007.08.06  

お天気に恵まれ過ぎのウィークエンド・ワセダ(体感温度40度だって)、
盛況のうちに終了したと、向井さんよりご連絡いただきました。ご来場い
ただいた皆様、裏方の皆様、ありがとうございました。真夏だって古本は
売れる!ということが実証されて、これで「暑いと本売れないんだよね〜」
と季節のせいにはできなくなったか(笑)。(実はよく言っていた)
  
火星の庭は、どっか〜んとは売れませんでしたが、とても楽しく参加でき
ました。南陀楼綾繁さんの売り上げはすごかったようです。弟子にしてい
ただこうかな。初日に作家の魚柄仁之助さんから電話があって「早稲田の
古本屋で買ったら火星の庭の本だったので、びっくりしたよ」と言われて
おかしかったです。海ねこさん、当店の本をお買い上げいただいたようで
(ブログ参照)ありがとうございました!会場に行きたかったな〜。
古書往来座での「外市」第4回は9/1、9/2に開催が決定だそうです。
火星の庭も秋以降に向けてぼちぼち準備中。2007年が明けてから半年間、
4つの展示と関連イベントを連発していたので、ちょっと正気に返らなけ
ればと思って、暑さに逆らうようクールダウンしていましたが、そのうち
また狂ってきた(笑)。秋からの火星の庭にどうぞご期待下さい!
(「またそんなこと言って〜〜」←ケン)
 
クールダウンしていた例を少し。
 
カフェの食材の野菜と卵を宅配してもらっている宮城県色麻町の和田さん
宅へ遊びに行きました。1000坪くらいかなー、広大な土地に100種類以
上の野菜と数種の果物を無農薬で育てています。普段過密空間で暮らして
いますので、体が5倍くらいになったような開放的な気分です。
 

トマトの森ができていました
 

向こうの林まで和田さんの土地
 

かなり飛翔力のある鶏。弾力があって濃厚な味の卵を産んでくれます
 

今回のメインはブルーベリー摘み
 

木陰でバーベキュー。大人11人、子供7人。
仙台牛舌1キロ、仙台牛カルビ1キロ。極上。野菜食べ放題。
 
その後、温泉入って汗を流してから帰宅。一日だけの夏休み、さらば夏、
悔いなし。
 
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● 

次の日、和田さんの会で一緒だった名取市で仙台伝統野菜(長なす、茗荷、
仙台芹、ちゃ豆など)農家の三浦君が朝採りの仙台ちゃ豆を火星の庭まで
持ってきてくれました。大変貴重なもの、ありがたくいただいて、味が落
ちないうちにあわてて大鍋で茹でて、来店された方々に振舞う。それでも
残ったので、夕方あちこちおすそ分けに走る。
 

そして今日から仙台は七夕まつり、こちらは現在ではなく、昭和30年代の
写真です。吹き流しが今より繊細で、色もほのぼのしている。
  *『仙台七夕まつり 七夕七彩』当店にて好評発売中!
 
 
明日から水戸へ遠征です。お盆も休まず営業していま〜す。


ウィークエンド・ワセダ 今日から3日間! 2007.08.3  

早稲田の古書現世と立石書店で行われる古本市「ウィークエンド・ワセダ」
が今夜19時からいよいよ始まります。会期は8/5まで。
火星の庭は古書現世さんに古本約150冊を出品。
大正時代から2007年発行の本まで、かなり幅広くセレクトしました。
 
企画者である古書現世の向井さんの「ウィークエンド・ワセダ」にかける
想いは、並々ならぬものがあります。こちらをご覧下さい。
この文章力。うなります。地方の小さな古本屋もほのかな灯りに照らされ
るような気分になります。
 
大げさじゃなく古本屋の未来に向けての新たな一歩のような古本市。
火星の庭みたいな田舎の未熟な古本屋が、このような機会に参加させてい
ただけること、本当にありがたいです。向井さん企画の古本市は、参加す
るだけでも学ぶことが多く、おかげで今回も日頃カフェやイベントに追わ
れて可愛い古本達が後回しになっていることを反省し、また改めて「古本
触っているのが一番幸せ〜」と実感しました。
個人的な目標は、過去東京で参加させていただいた古本市以上の好反応が
得られれば最高。それは売り上げだけではなく、会場へいらした方の心の
なかに(ちょいと向井さん風)。


 
 
 


宮城県公安委員会許可第221000000659号 書籍商全国古書籍商組合加盟店
copyright(C)2000-2005 火星の庭 all right reseved